ミンクは、イタチ科の哺乳類で、北アメリカから戦後の日本復興の為、毛皮を(ミンクのコートなど)養殖する目的として北海道にも持ち込まれたのですが、何匹かの個体が養殖場から逃げ出し、自然に繁殖をし野生化して、今だに屈斜路湖や釧路川に巣を作り繁殖を続けています。

人間の食用とミンクの餌として同時期輸入された「ウチダザリガニ」が繁殖していて、潜水して流木の隙間や穴に隠れているザリガニを採って食べたり、マスなどの魚を一気に飛び込んでクチで頭を噛み陸まであげて食べています。

体長は約40㎝程度で尾の長さが30㎝ほどあり体重は約1キロ程度です。釧路川には、毛が黒褐色と灰褐色の2種類いて、水辺で生活しています。

巣は水辺周辺の穴や薄暗い木の穴などで生活していて、春に2~10頭程度の子を産む哺乳類です。

タンチョウのヒナやアメマスなどの貴重な魚なども食べる外来種として、度々駆除目的で捕獲されることもあります。